流行語大賞になったり、社会現象にもなっているインスタグラム。
かわいい写真や、おしゃれな写真を撮るというまっとうな趣味にも思えますが、インスタにこだわりすぎて他人に迷惑をかけてしまっている人も目立つようになってきてしまいました。
インスタをするのはいいけど、自分がそんな人にならないように注意が必要ですよね。
目次
インスタ蠅って?
インスタグラムは自分の趣味や日常を写真に収めるというもの。
どんな写真をアップしようが、どんな動画をアップしようが、個人の自由じゃない?と思うのもわかりますし、確かにそれは間違いありません。
インスタ映えスポットに足を運んだり、インスタ映えしそうなお料理を食べたりするのももちろん誰も文句はありません。
ですが、他の人の迷惑になったり、他の人が気分を悪くしてしまう原因を作るのは、良い事ではありませんよ。
世間では、そんなインスタにとりつかれているいるような人をインスタ映えスポットに群がるハエのようだということから“インスタ蠅”なんて言葉で呼んでいます。
悲しいですが、インスタに夢中な人であればあるほど自分がそうなっていないか注意する必要があります。
少し前に自分がした悪いことをTwitterに上げる「バカッター」も似たものがあります。
ここでは、インスタ蠅さんの特徴をいくつか紹介していくので、自分がしてしまっていないか、考えてみましょう。
1.立ち入り禁止、守ってる?
森や廃墟などはもちろん、インスタ映えするような展示物も『この線より先に入ってはいけません』となっていたり、ロープが張ってあることが多々ありますよね。
「子どもが近づかないようにしているだけ」「壊したりしなければいい」なんて思って、近くでとったり、立ち入り禁止の場所に入ってしまったりしていませんか?
子どもが触らないようにしているためだとしても、大人が入ってしまっていてはそれを見た子どもは入ってしまいます。
壊すつもりがなくても、つまづいて壊してしまうかもしれません。
“入ってはいけない”と書いてある場所には、絶対にはいらないようにしてくださいね。
それをインスタに上げても、入ってはいけない場所に入った常識知らずということを発信しているだけになってしまいますよ。
2.乗ったり座ったりしちゃダメな場所も
公園にあるかっこいいオブジェの上でポーズを決めたり、テーマパークにあるキャラクターの上に座ったり。
インスタ映えする素敵な写真が撮れそうですが、その場所って乗ったり座ったりしていいんでしょうか?
もし決まりが無かったとしても、自分が作った“作品”のオブジェに座られるのに、良い気がしない場合だってあります。
インスタに乗せるということは誰でも見ることができるようになるわけですから、作った人が見る可能性だってありますよ。
座ってもいい場所かどうか、乗ってもいい場所かどうか、考えてから撮影するようにしてくださいね。
3.撮影禁止の場所って結構多い
写真を撮っている場所が撮影禁止の場所だったり、撮影禁止のお店だったりしませんか?
特に多いのが雑貨店などの物を販売しているお店の写真。
飲食店などはお店の宣伝にもなりますし撮影して下さいというお店が多いですが、雑貨店や手芸屋さん、洋服屋さんなどで“撮影禁止”になっているお店って案外多いです。
このお店、撮っていいのかな?と悩む場合は店員さんに聞きましょう。OKなお店であれば快くOKしてくれますし、聞けば案外NGのお店も多いですよ。
また、撮っていて「撮影はしないでくださいね」と注意された場合、写真は速やかに削除すること。これもマナーです。
4.お食事は温かいうちに・・・
お友達と食事に行った際、みんなで揃った写真を撮りたいから・・・!と言って、お料理がきてもいつまでも写真を撮ってしまって、お友達を待たせてしまったりしていませんか?
自分ひとりでのお食事なら、食べるまでの時間をいくら使っても構いません。でも、お友達までそれに付き合わせるのはいかがでしょうか?
相手もインスタグラマーで、キレイな写真を納得いくまで、何枚も撮りたい!という感じなら、もちろん一緒に気が済むまで写真を取ればいいですが、そうでない場合は付き合わせるのもほどほどにしておいた方が気持ちよくお食事ができるのでは?
みんなで楽しく食事をしているところを撮りたいのであれば、なるべく簡潔に、写真は2枚まで。と決めておくといいかもしれませんね。
また、お店側の事も配慮するのであればうどんやラーメンなどの麺類で『インスタ映え』を狙っていないようなお店の場合は、時間を置けばおくほど伸びてしまうので、出てきたらなるべく早く食べるようにしてあげてくださいね。
店員さんからすればおいしい状態で食べてもらうのが一番です。
5.“占領”してしまっていない?
インスタ映えするスポットには、インスタに乗せたいなと思ってそこで撮影する人はもちろん、旅の思い出としてただ写真を撮りたいだけの人や、お友達に送りたいがために写真を撮りたい人も集まります。
そこで写真を撮りたそうな人が他にもいるのに、納得のいくまで何枚も何枚も写真を撮ってしまっていませんか?
その場所はあなた専用の場所ではありません。
なので他にもとりたそうな人がいる場合は、ある程度したら場所を譲ってあげるようにしてくださいね。
ある程度ってどのくらい・・・?と思うかもしれませんが、普通の人は1枚か2枚写真をとればそれで終了ですので、一般的にはそのくらいで交代するのが普通です。
6.人込みで立ち止まっての撮影
人込みなのに、インスタ映えしそうなスポットだから!!といって立ち止まって撮影したりしてしまっていませんか?
ただでさえ人込みなのに、1人の人が立ち止まって撮影を始めてしまうとその場所は更に混雑してしまいます。
立ち止まって撮影している人、結構いるけど・・・。なんて思った場合でも、そんな人がたくさんいるからより混雑しているんです。
『赤信号、みんなで渡れば怖くない』と同じで、何人もしているから迷惑ではないと思うかもしれませんが、人込みで立ち止まるのは迷惑極まりない行為です。
また、人込みでの撮影は顔をうつしてほしくないと思っている人の顔が写りこむ可能性だってあります。
通行人の写真を撮ってアップしてトラブルになったパターンも少なくないので、そういった場所の撮影は控えるにこしたことはありませんよ。
ドキっとしなかった?
ドキッとしてしまった項目はありましたか?
「自撮りを乗せてるのが嫌だ」「自炊自慢をされたくない」なんてことを言っている人もいますがそれは個人の自由。他人に迷惑をかけていません。
でも、他人に迷惑をかけているようなインスタを更新するのは、やっぱりいいことではありませんよね。
マナー違反をしてまで集めるいいねなんて、必要ありません。
自分が“インスタ蠅”になっていないかどうか、チェックしてみて、もし心当たりがある場合は見直してみましょう。
そしてより気持ちよく、インスタグラムを更新しちゃいましょ♪