栄養たっぷり ゴーヤーの豆知識とレシピ紹介!

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ゴーヤー

沖縄の郷土料理の代表と言っても大げさじゃなでしょう、今ではすっかりメジャーな食材として誰もが知るようになったのがゴーヤーです。

もちろん、私も大好物。そして栄養満点。勢い余って栽培までするようになりました。

ゴーヤーについて

ゴーヤーチャンプルー

始めてゴーヤーを食べたのは、子供の頃に過ごした奄美大島でのこと。季節になれば、いつも食卓に上がってましたが、苦いだけで子供が好きな食べものじゃなかったのはご想像どおりです。

奄美諸島ではゴーヤーのことを「にがうり」と呼びます。正にネーミング通りの食べ物でしたね。そんな、「ゴーヤー」「にがうり」は南の島の専売特許の様な野菜だと思っていたところ、実はそうではありませんでした。

ゴーヤーは今では全国各地で栽培され、「ツルレイシ(豆留礼伊志)」という和名もある、実は結構昔からあるメジャーな野菜だったのです。

ゴーヤー?それともゴーヤ?

ゴーヤー

なにげに「ゴーヤー」と呼びますが、スーパーのポップなど見てると「ゴーヤ」と書かれてる場合もあります。

正しいのはどちら?と沖縄の友人知人に聞いて回りましたが、どっちでも良いよー、って話らしいですが、沖縄の言葉的には語尾を伸ばした「ゴーヤー」だね、とのこと。

ゴーヤーは沖縄地方原産?

ゴーヤーは沖縄を始めとする南の島の食材だと言うイメージがありましたが、原産地は更に南の東南アジア一帯だということです。

日本には15~6世紀に伝わったそうですが、海上貿易国だった、当時の沖縄、琉球王国にはそれよりももっと早く伝わっていたそうで、ソウルフードとして今に続く食材となったわけです。

ゴーヤー

こうしてアップで改めて眺めると少々気持ちの悪いゴーヤーのイボイボには、きっと栄養が詰まっているんだと思っていたら、これまた無知をさらけ出しますが、イボイボは水分を蓄える機能を持つそうで、高温多湿や乾燥に強いという特徴は、暑い地域の野菜としてぴったりなんだと言います。

ゴーヤーが貴重な夏場に穫れる野菜として重宝され今日の様に夏のメジャー野菜になったのです。

栄養満点!

ゴーヤーの主な栄養素は、ビタミンC。そして各種ミネラルをたっぷりと含みます。

ビタミンの含有率は野菜類の中でもトップクラス、そして、加熱されると壊れやすいと言うビタミンCもどんな秘密があるのか知りませんが、ゴーヤーは熱にも強いと言われます。

また、ゴーヤーの独特の苦味は「モモルデシン」と呼ばれる成分なんですが、このモモルデシンは胃腸を保護し、胃液の分泌を助けて、食欲を増進させてくれるもの。

正に暑い季節にぴったり、いわゆる生活習慣病対応な野菜であるのも間違い無い話でしょう、南の島かぶれな私にとっては、こんなに「美味しい」食材は無いというもんです。

保存方法と美味しく食べる準備

ゴーヤー

ゴーヤを育てたことのある方はご存知かもしれませんが、上手に育ったゴーヤーの株からは、こうして連日びっくりするぐらいのゴーヤーが収穫出来ます。

まんべんなく大きくなってくれたら良いものの、それこそ一気に大きくなります。とても食べ切れる量じゃないという話です。

また、スーパーでも季節になると安いんです、100円そこそこで購入出来る。そんなゴーヤーも、最盛期の大きな物だと、安いからと言って毎日一人で一本とかは食べれませんので、何か良い保存方法が無いものかと思うのは当然でしょう。

下処理で苦味取りと保存の準備

ゴーヤーの下処理

種の周りにある、白いワタの部分を綺麗に取り除くのが苦味を押さえて日持ちさせるポイントです。ゴーヤーはワタの部分から傷み始めるので、購入(収穫?)したゴーヤーはまずはこの作業を行うと長く保存しやすくなります。

野菜室だと一週間ほど、冷凍したら一ヶ月ぐらいは美味しく食べれます。

ワタをしっかりと取ると苦味が無くなると言う話、これに関しては色んな意見があって、個人的には、独特の苦味こそがゴーヤーの美味しさじゃないかと思うわけです。それでも、子供や苦いのが苦手だと言う方は結構おられます。

そんな時やってみてほしいのが、

■ ワタの部分をしっかりとスプーンなどで削ぎ落とす
■ できるだけ薄くスライスして料理
■ 塩をしてしばらくしてから水気を切って料理
■ さっと湯通しして調理

逆に苦い方が良いという方もおられるのも本当で、苦味を楽しみたければ、厚く切ってワタの部分を残せば良いという話です。

ゴーヤーの栽培

ゴーヤーの栽培

ゴーヤーって、ベランダのプランターでも案外よく育つ育つもんです。

種まきから行う場合は、4月頃に苗作りを始めます。

私はポッドの苗が園芸店に並ぶ5月頃に植えるようにしています。プランターに植える際には土を買ってきてそのまま植え付けしますが、畑?に植える場合には、2~3週間前から肥料を入れて土作りを始めます。

植え付けが済んだら、後は2~3週間毎に追肥をして育てればOKです。

私のゴーヤーは3シーズン目になりますが、しっかりと陽が当たる場所水やりは毎日、これぐらいしか構ってやれませんが、結構食べきれないぐらい収穫出来ますね。

ゴーヤーの栽培

ちょっと油断するとこの通り、黄色から赤く熟したゴーヤーになってしまいます。食べれなくは無いですが、やっぱりゴーヤーは濃いグリーンが美味しくいただける気が・・・熟したゴーヤーは来年用に種を採れば良いそうです。

ところが、今年はあまり実の付き方が宜しくなくて、農家の友人に尋ねてみた所、どうやら、同じ場所での連作はよろしくないとのことなので、そうなると、大抵の人は、自宅に庭があったとしてもそれほど沢山のスペースを取れるはずも無いでしょうから、大きなプランターの方が良いのかも知れません。

ゴーヤーのグリーンカーテン

ゴーヤーのグリーンカーテン

グリーンカーテンと呼ばれる、植物のツルを伸ばして窓辺のカーテンの様に育てて日差しを遮る、夏場ならではの楽しみ方を、例えばアサガオやヘチマなんかが有名ですが、ゴーヤーでも出来ます。

食べて美味しいグリーンカーテンです。

ゴーヤーって、あまり肥料を与えすぎると、葉っぱばかりがどんどん育つので、グリーンカーテンメインならば、様子を見ながら肥料をたっぷり与えると良いかもしれません。

ゴーヤーのレシピ

ゴーヤーを美味しくいただくレシピを紹介していきます。

ゴーヤーレシピと言うと、ゴーヤーチャンプルーがあまりにも有名ですが、簡単・美味しい!そんなレシピはまだまだあります。

ゴーヤーチャンプルー

ゴーヤーチャンプルー

ゴーヤーと言えばゴーヤーチャンプルー。言わずと知れた、ゴーヤーレシピの定番中の定番でしょう。

チャンプルーと言うのは、沖縄の方言で「混ぜる」という意味です。ゴーヤーチャンプルーと言うのは、ゴーヤーと色んな食材を混ぜる料理です。

ゴーヤーと炒り卵というシンプルなものもあり。上記の画像は、大阪市内の某沖縄料理屋でいただいた、納豆と豆腐のゴーヤーチャンプルーです。

ゴーヤーチャンプルー

こちらは人参に厚揚げのゴーヤーチャンプルー。

きのこを入れたり、ツナ缶を入れたり。冷蔵庫にある残り物は何でも合わせて美味しいのがゴーヤーチャンプルーです。

ゴーヤーピクルス

ゴーヤーピクルス

ピクルス液を一から作っても良いですが、スーパーに行けばピクルス液が売っているので、思いがけず沢山ゴーヤーが手に入った際には、ピクルスにしてしまいます。

ゴーヤーのワタを取って、好みの大きさに刻んで液に浸けるだけ、何度か作ると好みの浸かり具合なども見つかると思います。

箸休めにお酒の肴に、簡単おいしいレシピです。

ゴーヤーピザ

ゴーヤーピザ

家でピザを焼くチャンスがあったら、是非やってみてほしいのがゴーヤーピザです。

具材の一種類にゴーヤーを加えるだけ。ゴーヤーのシャキッとした食感を残すのが私は好み、チーズがゴーヤーの苦味をまろやかにしてくれるので、我が家では子ども達もこれなら食べられると人気です。

ゴーヤー天ぷら

ゴーヤー天ぷら

ゴーヤーのレシピと言えば、天ぷらもまた定番だと思います。と言うか、沖縄レシピって天ぷらがすごく多いですね。

魚から肉まで、何でも天ぷらにします。

画像は大阪市内の沖縄居酒屋の天ぷら盛り合わせ。ゴーヤーに紅芋に島らっきょう、いずれも沖縄を代表する野菜達です。

油で揚げるだけで極上のおかずに肴になるゴーヤーはやっぱりスーパー野菜です。

ゴーヤーの肉詰め

ゴーヤーの肉詰め

ゴーヤーは他の料理よりも集めに輪切りにして、ワタを丁寧に取り除きます。(これがなかなか面倒です)

合挽きミンチに、卵、塩コショウをしてよくこねて、輪切りのゴーヤーに丁寧に詰めて、片栗粉をまぶして準備完了。

後はフライパンでじっくりと蓋をして焼き上げます。

ゴーヤーの佃煮

ゴーヤーの佃煮

夏場に沢山収穫できたりしたら、是非やって欲しい、ご飯にも肴にもピッタリの佃煮です。

醤油とお酢、砂糖(私は風味の良い黒糖を使いますが、仕上がりの色が黒くなりますね)にダシ汁を合わせて沸騰させ、軽く下茹でしたゴーヤーを煮汁がなくなるまで弱火で煮込めば出来上がり。

仕上げに、鰹節やごまを合わせると風味が引き立ち苦味を押さえてくれます。

冷蔵庫に入れて保存すれば、一週間ぐらいは十分美味しくいただけます。

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