仕事とストレス

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もはや、小学生の子供達までが

「ストレスがたまる」

という言葉を口にするほどに、

日本の社会においてはストレスというキーワードは
ごく当たり前の物となってしまった感があります。

仕事とストレス

ストレスとは何か?

今一度整理してみると、
何かしらの外的な要因によっておこる、
心や身体の動きがストレスと呼びます。

一般的にイヤなことだけが
ストレスだと思われるかもしれませんが、

嬉しいことも辛いことも、
心や身体の変化は全てストレスなのです。

ストレスの意味を知ると、
ストレスの無い生活などは
考えれないことに気がつくでしょう。

反対にストレスの無い状態とは、

心も身体も落ち着いた平穏な状態
だということになるものの、

知人のドクターに話を聞いたことがありますが、
ストレスが無いと人は駄目になってしまうそうです。

喜怒哀楽を持つことは人であることの必須条件、
そして喜怒哀楽こそがストレスそのものだからです。

イヤなストレス(負のストレス)と上手に付き合う方法、
今回はそんなことを書いてみました。

ストレスチェックでストレス診断

仕事とストレス

労働者が50人以上いる事業所では、
ストレスに関する質問表に労働者が記入します。

そして、自分のストレスがどのような状態にあるのかを
調べる検査が毎年一回義務付けれています。

自分のストレスの状態を知ることで、

うつをはじめ、メンタルヘルス、体調不良を
未然に防止するために行われています。

この取組で、負のストレスが解消出来る方が
いるのであれば評価出来るなと思う反面、

ストレスチェックに対して現場の声はというと、

なんと6割以上のドクターが
「効果がない」
と指摘しているそうです。

「負のストレスの原因である、
職場環境の改善対策に繋がるのか?」

「多数を占める、50人以下の
事業所で働く方はどうするのだ?」

「自己申告制なので、会社のせいで病気になった、
的な人がひっかかり、本当にヘルプが必要な人がすり抜ける」

など、なるほどという意見も多く見られます。

会社のせいで病気になった、というちゃっかりさん。

有給貰って休職、それを自慢げに話す方と
ご一緒したことがあります。

はっきりいって、会社に対しての詐欺ですね。

そういう行動を起こしていること自体、
壊れているとも言えるのかもしれません。

現代社会が抱える大きな問題、ストレス。
ストレスチェックの今後の動向には注目です。

 

ストレスの原因と症状

仕事とストレス

それでは早速ですがストレスによって現れる、
身体にとって良くない負のストレスの症状を紹介します。

 

ストレス性胃腸炎

胃痛となって胃の検査をおこなっても、
異常が見つからず、吐き気や腹部の痛み、

胃酸によるむかつき、慢性の下痢
などに悩まされるのがストレス性胃炎と呼ばれる症状です。

神経性胃炎、機能性胃腸障害、などとも呼ばれます。

胃腸はもともとストレスに敏感に
反応する臓器なのだそう。

嫌なことがあったりすれば
すぐさまそれに反応して、
ギュッと縮こまってしまいます。

必要以上に縮こまった胃は
ほかの神経などを引っ張り腹痛となったり、

胃酸が多く出たり少なくなったりして
胃酸過多や消化不良、胃腸は身体の源ですから、
全ての内蔵が悪くなることが予測されます。

癌などにも繋がる可能性があることも
覚えておかなくてはいけません。

 

ストレスと吐き気

食べ過ぎ、飲み過ぎによる吐き気とは違い、

ストレスによる吐き気や嘔吐は
「心因性嘔吐」
といい、ストレスが嘔吐中枢を刺激することが原因となります。

胸焼け、胃のもたれ、胃の痛み、

ストレスを受けることで、
胃腸や大脳が嘔吐中枢を刺激し、

胃を中心とした不快感となって現れるのです。

胃腸炎と同じく、潰瘍や癌に繋がるのは間違いなく、
ドクターによる適切な処置が必要でしょう。

 

ストレスと頭痛

何か問題が目の前で起こった際に
「頭が痛い問題」とよく言いますが、

過度の緊張状態(ストレス)によっておこるものに
頭痛があげられます。

原因は

・副腎皮質ホルモンの乱れ
・自律神経の乱れ

が挙げられるそうです。

副腎皮質ホルモンはストレスホルモンとも呼ばれ、
体内で作られるステロイドです。

ステロイドは血圧を上げる作用があり、

ストレスを受けた際に、
血圧を上げて身体はストレスと戦うのです。

この動きが乱れることで頭痛が起こります。

自律神経の乱れも同じような感じで、
極度の緊張(ストレス)に堪えきれず
頭痛へとつながるのです。

 

ストレスと人間関係

人間関係にストレスがつきものなことは、
誰もが知っていることかと思います。

ストレスの一番の原因は
人間関係だといっても良いでしょう。

家族や職場、買い物をしても、道を歩いていても
人と関係して生きているのが私達人間です。

誰かと一緒に過ごすという人間関係は、

良い刺激であったり安心感など
良いストレスを与えてくれるのです。

一方で、気遣いや仲違いなど、
ネガティブな感情と表裏一体で、

こういった負の感情を抱えたまま過ごすことで、
負のストレスが身体や心を蝕んで疲労するのです。

人間関係に疲れやすい方の3つ特徴があります。

・回りに気を使って我慢して発言や行動を抑える人
・こんな風に思われているのでは?と回りの目を気にする人
・相手の考えを自分だけの思い込みで判断する人

人の目を気にし、回りに気を使って遠慮して
思ったことを言わずに、会話もせずに
自分だけの思い込みで人付き合いをする。

これでは、負のストレスを溜め込み、
心身ともに疲れきってしまうことは
当然のことだと思います。

そうならないようにどうすれば良いのか?

これも、知人のドクターからの受け売りですが、
とても腑に落ちたので紹介しておきます。

「自分の気持ちもコントロールできないのに、
他人様の気持ちなどコントロールしようと思うな」

という言葉です。

深い言葉だと思います。

世の中はコントロール出来ないことで
溢れているのです。

たとえば、天災に景気、
それは皆さんになんとかなる事がらでしょうか?

いちいち、それらの自分の力では
どうにもならないことに対して
コントロールしようとしたり

無力感を持ち負のストレスを溜め込むことなど
無意味なことだと気がつくことです。

まずは自分自身の気持ちを
強くコントロールすること。

どんな人でも、嫌いな人、
合わない人の一人や二人は居るハズです。

飲み会に行けば、◯◯が居るから楽しく無い
と思うこともしばしば。

近寄りたくない人とも仕事を
しなくてはならない状況もあるでしょう。

私はいつの間にか、
そういう方たちとも人間関係を
築くことが出来る様になりました。

それは全て、自分の気持ち、心のあり方を
コントロールすることで乗り越えました。

自分以外の人との距離の取り方かもしれません。

絶対に譲れない大切なことが他にあると
強く思える様になったからかもしれません。
人は人と考えれる様になったからかもしれません。

一長一短では解決出来ないことは
間違いありませんが、自分自身の気持ちを
コントロールすることで、

回りに対する自分の振る舞いも変わり、
回りもいつの間にか変わっていくものです。

 

仕事とうつ

うつ病は、現代社会においては
避けて通ることが出来ないほど
身近なものになったのは否めません。

皆さんの回りにも必ず居ると思います。

現代病などともいわれている病気です。

一日中気分が落ち込み、眠れない、
食欲がない、やる気が出ない、
様々な症状があります。

結果、うつ病は家族や仕事にも影響を及ぼし、
社会生活が立ち行かなくなってしまうことも
少なくありません。

生きる希望が持てなくなり、
自ら命を立つ人も多いことも、
既に皆さんご存知だと思います。

うつ病の原因として挙げられる事が多いのは、
やはり仕事の負のストレスが多いといわれています。

仕事を辞めたとたんに回復した
という方も沢山居るのが現実ですが、

多くの方は、それでも仕事を
続けなくてはならない理由が
あるのが現実なのは間違いありません。

本当にうつ病で苦しんでいる人を目の当たりにし、
最悪の結果も体験したことがあるので、
うつ病に関しては安易な発言は出来ませんが、

うつ病の症状に心当たりが幾つかある方は、
早めにドクターの元へ行って下さい。

転職を準備したり、副業をしたり、
一つの物事に注視するのではなく、
逃げ道を用意するのはとても良いことだと思います。

私自身の経験のお話をすれば、
私は副業が今は生業となり、
満足のおける生活を手にしつつあります。

どうか、独りで思い悩むこと無く、
専門家に相談することでも
突破口が見つかると思います。

 

仕事を辞めたい 仕事に行きたいくない

仕事を辞めたい、行きたくないという気持ちは、
一度や二度と言わず、誰もが何度も
経験している思いではないかと思います。

あるアンケートでは8割の人が

「仕事を辞めたいと思ったことがある」

と回答しています。

仕事を辞めたいと思った理由として多くあるのが、

・お金
・人間関係
・仕事が合わない
・労働時間 自由な時間
・評価が貰えない

その他にも、働きたくない、身体が付いていけない、
など辞めたい理由は人の数だけある
と言っても過言ではないかと思います。

とりわけ、「お金」という問題は
常に付きまとう問題なのは間違いありません。

これだけのお金のために、人間関係を我慢して、
合わない仕事を自由な時間も持てない程に
仕事に打ち込んで、さらに評価してもらえない

となれば、誰だってその仕事を辞めたい、
行きたくない、と考えるのはある意味当然です。

一度そういった感情を持ってしまうと、
不満はすべての事柄に対して増えて行くものです。

そんな時には、
まずは冷静に自分自身を見つめてみましょう。

なぜ今の仕事が我慢出来ないほど
嫌になってしまったのか、
紙に書き出すぐらいのことをしてみましょう。

これら、負のストレスに対応する突破口を
見つけることが出来るかもしれません。

尊敬する上司や気の置けない友人に
相談するのも良い手かもしれません。

そして、辞めると決断する前に、

「仕事を辞めるというリスク」

も同時に考えてみることです。

当たり前のことですが、仕事を辞めてしまえば、
明日からお金は入って来なくなります。

その場の感情や覚悟も無しに
仕事を辞めてしまうことは愚かです。

「どうやって暮らしていくのか?」
「転職先は?」

最低でもこれぐらいの解決策がなければ、
あなた自身、家族がいれば家族も一緒に
露頭に迷うことになってしまいます。

お金という物は、日本という国に生まれた以上、
必ず必要なことは誰もが知っている現実です。

これらのことを溜め込んで、
負のストレスで押しつぶされてしまわない様に、

今一度

「仕事を辞めるというリスク」

に付いて考えましょう。

 

ストレス解消法 発散法

仕事とストレス

仕事、家庭、体調不良、沢山の
負のストレスがあることは周知の事実、

そして、その数だけ、ストレスの解消法、
発散の仕方があるものです。

趣味に没頭する、美味しいものを食べる、
大声で笑う、恋人と過ごす、映画を見る、

音楽を聴く、ペットセラピーにアロマセラピー
マッサージ、ヨガ、森林浴、旅行にドライブ、

買い物にスポーツ、
幾らでも思いつくことが出来るハズ。

これらの、ストレス解消法、発散法
全てに共通していえることは、

負のストレスを感じることを忘れるぐらいの
良いストレスを心身に与えることなのは
間違いありません。

こういう風に書けば、必ず

「そんなこと言っても、
忘れることが出来ないから辛いんだ」

という声が聞こえて来るのも本当です。

私自身も長い間そういった葛藤と
向き合って来たのでよく知る思考です。
(また別の項で紹介したいと思います)

とはいえ、皆さんが思い悩んでいても、
楽しく過ごしていても同じ明日はやってきます。

ストレスと当たり前に向き合い、気楽に生きることで

「ストレスフリー」

になれることは、多くの先人によって
実証されているのです。

-ストレス, 仕事
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