仕事を辞めて後悔したこと 気づいたこと7つ

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これほど後悔して辛い思いをしているのに、

なぜあんなツマラナイことで、
会社が嫌になってしまったのだろうか?

安易に仕事を辞めたいと思ってしまったのだろうか?

仕事辞めたい

独立して10数年が経とうとしている今も、

仕事が立て込み、売上も立たず、厳しい状況になるほど
自責の念にかられることもしばしば。

長い時間をかけ、回りに助けられながら、
今はなんとか暮らせる様にはなりましたが、

どちらかと言えば、今でも私自身は

「仕事を辞めて後悔している」

のです。

物事をポジティブに考えることが
出来なくなった自分がいます。

経済的に追い詰められ、もう駄目だと思ったことは
一度や二度ではありません。

退職理由

私が会社を辞めた理由ですが

小遣い稼ぎとしてふとしたきっかけで知った
「アフィリエイト」に取り組み、

毎月3万円~5万円を稼ぐ事が出来る様になったのが、
退職を決めた大きな理由だったと記憶します。

会社からいただくサラリーに加えて、5万円の収入は
世間知らずの若者を増長させるには
必要充分なお金だった様です。

大学を卒業し、そのまま某大手での
システムエンジニアの職を得て5年ほど経った頃には、

そこそこの仕事を任され、
それなりに業務をこなすことが出来る様になったと勘違い。

会社に対して、
仕事に対してのストレスは安易に

「もし、今の自分がフルタイムに時間を使って
アフィリエイトに取り組むことが出来たなら、
サラリー以上の収入は簡単に稼げる」

そんな風に思ってしまったのです。

愚かです。

もちろん、今では全く愚かな考えだった
ということを自覚し、後悔しているわけです。

目先の面倒や苦労から逃げ出した、
単なる現実逃避だった、と今では心底思います。

たった、1時間や2時間の残業に対して、

「自分の時間をもっと大事にしたい、」

などと思った記憶があります。

ごく稀に、休日に駆り出されたりしようものなら

「ウチの会社は労働規約に違反したブラック企業だ」

と毒を撒き散らし、定時を回れば

「サービス残業ですかね、これは、」

ふて腐れました。

それが今や、1時間、2時間の残業どころか、

昼夜関係無くパソコンに向かっているのですから、
如何に自分の考えが甘かったかを思い知らされます。

他愛の無い上司からの小言に腹を立て、
新入社員にはきっちりと指導をすることもなく、

あげく、駄目な奴だと決めつけて、
仕事は自分で覚えろと言わんばかりに

「最近の新入社員は、」

などと判った様なセリフを口にして、、、

気が付いたのはずっと後になってからですが、

現在、これらは全て、
私自身が背負い込むことになったのですから、
本当に愚かだという言葉以外ありません。

会社努めをしていた当時、
簡単にアフィリエイトで稼がせて貰ったのは、
会社のお陰だとも気づきます。

今の様に、24時間好きな時間に
作業する環境では必ず甘えが出るのです。

勤め人の頃には、限られた時間内で
作業をすることは必須でしたから、
いっときも時間を無駄には出来ませんでしたし
しませんでした。

アフィリエイトで稼げなくとも、
生活する給料は会社が払ってくれる訳ですから、
生活に困ることは一切ありません。

そんな気持ちの余裕もあり
のびのびとアフィリエイトの作業が出来ました。

 

襲いかかる不安

社会不適合者という言葉があります。

日本の社会で生きていく上で、
働くこと、納税すること、
人と関わって行きていくこと、

他にも色々とあるでしょうが、

これらは当然のこととして求められ、
その道から外れてしまうと

「社会不適合者」

の出来上がりです。

自分自身が社会不適合者なのでは無いかと、
今でも落ち込む日々は、少なくありません。

大見得を切って会社を辞めたものの、

アフィリエイトでは喰っていくことが出来ずに、
派遣のアルバイトに出る様になりました。

パソコンの設置からメンテナンス、
コンビニの弁当の配送、コンサート会場の設置、
色んなことをやって食いつないで来ました。

堪らなく毎日が嫌で、
いったい自分は何をしているのか?

バイトの合間にスマホで転職サイトを眺めながら
ため息を付いていた毎日が昨日のことの様です。

 

旧友との別れ

会社勤めをしていた頃の友人達は、
10年経った今、全員と言ってよいほど
付き合いが無くなってしまいました。

私自信の後ろめたさがそうさせます。

「これからは自由に楽しく暮らす」

などと、大言壮語を吐き会社を辞めたにも関わらず、
自分の暮らしぶりがあまりにも情けなく、

今でも合わせる顔など無いというのが
本当のところなのは間違いありません。

かつての友人達の家族団欒の姿をSNSなどで見かけると
沈んだ気分になります。

私は三十の終盤に差し掛かりますが、今も独り身です。

恋人と呼べる女性も居なくはありませんが

行先の見えない生活をする自分に、
プロポーズする勇気などはとうの昔に無くなってしまいました。

同期で入社した一番の親友だと思っていた者が
結婚したとの様子を見た際には、

その場に居れない人生を、
これほど悔やんだことはありません。

 

コミュニケーション能力の欠如

会社を辞めてからの10年で、

新しい人間関係を築くことが出来たかといえば、
怪しいものです。

今の時代、何もかもが
オンラインでのやり取りが主流です。

色んなやり取りがLINEやチャットワーク、
メッセンジャーでは24時間流れ、

必要最小限の言葉だけで時間は流れます。

スマホに電話がかかってくることなどは
週に一度か二度、ほぼ無いと言ってよい日々です。

今思うと、仕事帰りの居酒屋は、楽しいものでした。

仕事辞めたい

他愛もないことに熱くなる事が出来たし、
人の陰口を言い合うことも楽しかったし、

それらは全部、良いストレスの発散
また次の日も頑張れたものです。

苦手な人とも同席する必要があるのも、
会社勤めの性、そんな中で、
コミュニケーション能力も磨かれたんだなと思います。

当時は考えられませんでしたが、
今では独り居酒屋でお酒を飲むようになりました。

人と関わるのが面倒な気持ち、
自分に自信が無いので人と会うことすら極稀、

苦手な人には近寄りもしない、

負のスパイラルとは正にこのことです。

こんな毎日が、正しい姿だとは到底思えません。

 

健康面の不安

会社勤めの頃は否応無しに、
健康診断を受けさせられました。

若かったので不安はありませんでしたし、
受けさせられたという時点で、そもそもが大間違い、

『受けさせて貰っていた』と言うべきですね。

今では健康診断など、自費でワザワザ時間を作って
病院へ足を運ぶ必要があるのです。

こうなると、もはや定期的に健康診断を
受けに出向くことなど出来るハズがありません。

お金以上に、病院へ行くこと自体が面倒です。

数年前になりますが、40半ばの
ビジネス上、世話になっている方が倒れました。

生死の境をさまよい、今は復活されましたが、
今の私と同じく、心身のメンテナンスをおざなりにし、
酷使してきた結果です。

そして、それはそう遠くない未来にやってくる
自分自信の姿なのだなと思うと、不安でなりません。

 

税金が払えない

その年は何かと調子が良く、
一気に売上がアップしたことがありました。

これで自分の努力が報われると喜び、
少々の贅沢もしたものの、

間もなく過分な報酬をもたらして来れた
仕事が斜陽になり、売上激減。

どうなったかと言えば、その年の税金が払えない。

次の年度には、売上は振るわないにも関わらず、
健康保険料などもアップするわけです。

売上が上がればそれだけ沢山の税金を
収める必要があります。

納税義務は日本人として当たり前なのです。

そんな基本的なことでさえ、知らなかった、
考えもしなかったという恥ずかしい話は、

同業者達の中では、
大なり小なり経験することだと知りました。

会社努めをしている限りは、
全く知らなくても困らない話です。

毎月、それらを全て差し引いた手当が
貰え、全部自分で自由に使えるお金でした。

何もかもが会社に守られていた
生きて来た事を痛感したものです。

 

ローンが組めない

仕事辞めたい

貸す側からすると、安定収入の無い者に、
ローンなど組んでくれるハズもありません。

ネットビジネスの生命線である、
メインで使うパソコンが壊れてしまった時

たった20万ほどの
ローンが組めなかったことがあります。

自分の社会不適合さに打ちのめされました。

同じように、クレジットカードも
新規で作ることなども出来ません。

 

事務所が借りれない

何年か前に、4人の
ネットビジネスを生業とする者が集まって、
事務所を借りようとしたことがありました。

結論として、
事務所を借りることは出来なかった訳ですが、

その理由は、誰もが事務所を借りる際の
審査に通らなかったのですね。

これほど、情けない話はありません。

出資者がいて人間が揃っていよいよと言う際に、
その出資者はリーダーとなる予定だった者に対して
信用調査を行いました。

そのリーダー候補は、借金を作って一発逆転を念じ、
ネットビジネスでメキメキと頭角を
表して来た方だったのですが、

ブラックな過去を持つものとして、
今後のことを考えると適任者では無い
と判断されてしまいました。

そのプロジェクトは、取り組み方を変えて、
なんとか今も継続していますが、
実力があっても代表者にもなれないのです。

同様に賃貸住宅の契約も
保証人を用意しろなど、一筋縄ではいかない
というのも見聞きしています。

歳を重ねるほどのしかかってくる
重い現実です。

 

まとめ

私自身は
仕事を辞めて本当に後悔した
という話を綴りましたが、如何でしょうか?

ポジティブに捉えるならば、

『自由に勝るものは無い』そんな風にいう
同業者が私の回りにも沢山いるのも事実です。

繰り返しになりますが、私は後悔しています。

許されるならば、あの頃に戻って
もう一度やり直したいそんな風に思っています。

皆さんは、それでも、「仕事を辞めますか?」

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