精神的に疲れた時の4つの対処法と心が疲れるメカニズム

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「精神的に疲れた」
「心が折れそうだ」
「もう無理」

なんて時は、
何をしても楽しくないです。

精神的に疲れた

美味しいものを食べても、
好きなことしても寝付きは悪いし、
寝起きも悪い、

休み明けも心のモヤモヤが
晴れない時って誰しもあります。

こんな時は、自分が思っている以上に
精神的にストレスが
溜まっている
のかもしれません。

そんな方にはまず、精神的に
疲れる原因を知ってほしいです。

「疲れない」ことは出来なくても、
「疲れにくく」はできると思います。

精神的に疲れてる時の思考

「仕事の成果が上がらない」
「上司に認めてもらえない」
「夫婦喧嘩が多い」
「子供が言うことを聞かない」

元をたどれば、人それぞれ
いろんな理由が見つかるでしょう。

社会で生活していたら、精神的に疲れた原因が
「コレだ!」と、ひとつだけ挙げることは
なかなか難しいです。

例えそれが分かったとしても、
自分以外の人が関係していることですから、

自分がなにか行動を起こして、その原因が
キレイさっぱり無くなることはありません。

「じゃ、ずっと悩み続けるのか?」
「精神的な疲れは増える一方か?」

とマイナスに考えてしまいますが、
そんなことはありません。

大事なのは考え方・心の使い方です。

「精神的に疲れた」と感じている人は、
もしかすると自分の心を必要以上に
疲れさせているのかもしれません。

ここでは、精神的に疲れてしまう
考え方と、それを解消する方法を紹介しています。

長文ですが、是非参考にしてください。

精神的に疲れるメカニズム

精神的に疲れた

まず、精神的に疲れるひとつのきっかけとして、
「任されていた仕事から上司に外された」という
事象があったとします。

客観的事実を感情で増幅してしまう

前項の「任されていた仕事から
上司に外された」という
ことになる前段階として、

・求められる成果が挙げられていなかった
・上手く部下を使えていなかった
・他に適任者が現れた

など、思い当たるポイントがあるはずです。

だから、事実だけを客観的に捉えて、

「残念だけど、仕方ない」
「次にチャンスに頑張ろう」

と思えれば、精神的には疲れません。

ただ、人間はそう単純には考えられません。

精神的に疲れた

「もう少し時間があればできたのに」
「部下の●●がダメなんだ」
「上司は俺よりあいつが好きなんだ」
「あいつより俺の方が出来るのに」

など、色んな感情「怒り・不満・憤り」
心に沸き起こってきます。

本当は、上司が他の仕事の方が自分に
あっていると考えた好意的な判断だったり、
成果を考えたやむを得ない判断かもしれません。

でも、沸き起こってくる負の感情は
抑えられません。

負の感情には持続性がある

一度沸き起こり始めた、負の感情は
厄介なことに持続性が強い
です。

昼休みが明けても、仕事が終わって
家に帰っても、一杯飲んで寝ても、
次の日になっても、頭から離れません。

出来事のショックが大きければ
大きいほど長引くし、人によっては
どんどん自分の中で増幅する場合もあります。

時間が経って、少し収まっても
当事者の上司や自分に替わって
担当している同僚を見る度に
負の感情が戻ってきてしまいます。

これは、仕事に限らず家庭でも同じです。

パートナー(旦那・奥さん)子供、
親・兄弟・親戚などとの出来事でも
負の感情はスッキリ収まりません。

客観的に考えられない思考

客観的に考えれば、当然の話だし
事実を事実として捉えるだけなんですが、

そこに「感情」が加わることで
負の感情が沸き起こってしまっている
わけです。

そのせいで、事実を認識するより
何倍も何十倍もストレスを感じて
精神的に疲れてしまっているという図式です。

忘れているようで引きずっている

ただ、一つ一つのストレスフルな出来事を
一生覚えて引きずってるかというと
そうでもなくて、いつかは忘れます。

「我慢」や「気持ちの切り替え」を
自然にやっている
からです。

それでも、心の中に知らず知らずに
溜まってしまっていて、精神的な
ストレスに対する許容量が少なくなっています。

この沈殿してる量が、精神的に疲れやすい人と
そうでない人の違いです。

精神的に疲れやすい自分を許容しよう!

前項に書いたように、人は目の前の
物事を客観的事実よりも感情で捉え、
精神的に疲れやすい生き物です。

こればっかりは人間はロボットでは
ありませんから仕方ありません。

感情のメカニズムは太古のまま

このメカニズムは太古から培われた
精神的な防御本能だと言われています。

精神的に疲れた

遥か昔の原始の時代は、今の時代からは
想像できない不安定な生活でした。

自然に依存した狩猟と採集で食物を得て、
住み家の周りには人を襲う動物もいたでしょう。

「食うか食われるか」という毎日だったはずです。

そんな時代の人間は、刺激に非常に敏感で
草葉の動く音ひとつや、天気の変化に対して
警戒心が強かったし、過敏に反応する必要がありました。

自分の身を守るために、客観的な事実を
感情で増幅して反応する必要があったわけです。

現代はそんなに警戒する必要のない
時代なんですが、感情のメカニズムは
原始の時代を引き継いでいますから
感情が過敏に反応してしまいます。

それに、原始の時代よりも社会生活、
人間関係がとんでもなく多様化している
わけですから、気になる物事が多いです。

現代は「精神的に疲れやすい時代」と言えます。

感情で疲れる仕組みを受け入れる

感情のメカニズムは、人として備わってる
ものですから、自分ではどうしようもありません。

ただ、この感情のメカニズムを知っているか
知らないかでは大違いです。

身の回りのひとつひとつの出来事を
客観的事実だけを捉えることは無理ですが、

感情が働いて、不満・怒り・いらだちを
感じている自分を、「人間だから仕方ない」と
俯瞰で客観的に見られれば、
それだけで精神的な疲れは減るはずです。

精神的な疲れを取る4つのステップ

1.身体を休める

まず身体を休めることが第一です。

人は感情があるから精神的に疲れやすい
わけですが、これに身体が疲れていたり
不調だとさらに感情が過敏に反応してしまいます。

疲れて頭痛・肩こり・腰痛などがあるとか、
風邪をひいてるとか、お腹の調子が悪いとか、
そういう不調をまず取り除きましょう。

身体の調子が良い時より、不調な時の方が
感情が過敏に反応しているし、
マイナス思考になりやすいです。

2.仕事・PC・スマホから離れる

次に、仕事や自分の感情を刺激する物事から
意識的に離れて距離を
取りましょう。

仕事のメールをチェックしたり、
資料を見るのもいけません。

仕事術や自己啓発本も止めましょう。

パソコンやスマホでWEBを見たり
SNSをチェックするのも止めましょう。

SNSのチェックも知らず知らずに
心をかき乱しています。

そして出来れば、3連休を取りましょう。

一般的な土日の2日間では、
土曜にリラックスするモードに入りかけても、
日曜には次の月曜からの仕事のことを考えてしまいますから
精神的に休まりません。

これが3日間あると、2日目に
リラックスモードでしっかり休めます。

3.日記や感情を紙に書く

ステップの3つ目では、自分の中の
感情を手書きで紙に書くことです。

頭の中でモヤモヤと堂々巡りしている
色んな感情、例えば

「あいつ腹立つな」
「あんな言い方しやがって」
「なんで思い通りにならないんだ」
「困ったな、どうしよう」

こんな感情が頭の中でグルグルと
巡っている状態が、精神的な疲れを
増幅しています。

それは、頭の中だけで留め置いていても
解決しないことだと思います。

これを紙に書こうとすると、最初は
文章にならなくてもいいです。

感情の向くままに書き始めてください。

そうしているうちに、頭の中で整理して
文章にしようとします。

すると、それを一歩下がって俯瞰で
捉えることができるようになって、
少し客観的に見る意識が生れます。

「なんで自分はこんな事考えてたんだ」
「相手はどう思っていたんだろう」

という感じで、頭の中では
感情的な短い言葉がグルグルと
巡っていただけなのが整理されてきます。

4.考え直す

冷静になって考え直してみましょう。

感情的な時とは違う結果が生れるはずです。

精神的に疲れた時の対処法【まとめ】

精神的な疲れが無くなることはありません。

普通に生活していれば、誰かと関わらなきゃ
いけませんんし、その誰かは自分じゃないので
思い通りには絶対になりません。

仕事もプライベートも思い通りにならないことばかりです。

そんな自分的に満足できない、納得できない
事象に対して、感情を増幅させてしまうから
精神的に疲れるというメカニズムだという事が
分かっていただけたと思います。

また、感情を増幅させてしまうのが
感情がある人間の性だという事もです。

「諦める」というのは言葉が悪いかも
しれませんが、「人はそういうものなんだ」と
理解することから始めましょう。

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