無気力で何もしたくない時に読んでほしい原因と改善法

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最近「何もしたくない」とか、
「なんか無気力だ」
と感じてる人は少なくありません。

無気力

やらなきゃいけない事があるけど
どうしても気持ちと行動が向かない。

それを
「仕方ない」
と許容出来ればいいんですが、

「やらなきゃいけない事をしなかった」

と自分を責めてしまうのが
無気力状態で悩む人の特徴です。

周りからは「甘え」とか「怠けてる」と
思われたり言われることも多くて
それが更に自責の念を強くしてしまいます。

「無気力で何もしたくない」

と悩んでる方に
無気力の原因と改善方法を紹介します。

最初に言っておきますが、
「今日から始めて、明日からスグ」
というものではありません。

気長に自分の心と向き合う姿勢が大切です。

無気力の原因になる3つの要因

無気力で悩んでいる人から見ると、
活力のある人は

「なんでこの人はいつも
こんなに元気なんだろう?」

と不思議ですよね?

無気力になりやすい人には、
自覚していなくても原因があります。

これまで生きてきた長年の習慣や考え方、
幼少期の育てられ方、
教育方針も関係があると言われています。

これから挙げる原因について
「私はそんなことない」
と思うかもしれませんが、

落ち着いて最後まで読んでください。

 

完璧主義者

完璧主義者ってあんまりいい意味で
使われる言葉じゃありませんから
「私は違う」と思うかもしれません。

無気力と完璧主義とは
関係していると言われています。

無気力

完璧主義の人は、物事に100%で向かい
結果も100%を求めます。

仕事もプライベートも
100%で向かえば100%の結果が必ず得られる
わけじゃありません。

ですから「失敗だった」とか
挫折感を感じることが多くなります。

挫折感を感じ過ぎると自信が無くなって
結果的に無気力になってしまうんです。

「失敗したくないからやりたくない」
という思考になってしまうわけです。

 

主体性が無い

「主体性が無い」というのも、
人から言われるとカチンとくる言葉ですね。

嫌なことばかり書いてすいませんが、
落ち着いて読んでください。

幼少期から中高生までは
主体性がないというか、

親の言われる通り勉強して進学する子は
「良い子」
と評価されます。

そういう人が無気力になりやすいと
言われているんです。

どういうことかと言うと、
こういう人は、親や親戚や先生が喜ぶとか、
褒めてもらえる。

という価値観でそれまで生きてきています。

無気力

自分がどう思うか、どう感じるかより、
周りの大人の評価を第一にしていたわけです。

それが、社会に出ると急に自分で
物事、生きる道を決めなきゃいけなくなります。

何をどうすればいいか分からなくなる上に、
定期テストや受験のように分かりやすい
評価基準が無く、周りからの評価もありません。

こういう状態になると、立ち止まって
身動きが取れなくなってしまいます。

それが無気力という状態で現れてしまいます。

 

疲労・ストレスの蓄積

前述の完璧主義にも通じますが、
肉体的・精神的な疲れがピークを
超えてしまうと無気力になってしまいます。

無気力になりやすい人は、
サボり癖のある人ではなく、
元々頑張り屋さんです。

肉体的な疲労は自覚しやすいですが、
精神的な疲労はなかなか自覚できません。

無自覚のストレスですから、
本人が把握して改善することが難しいです。

どういう状況なのかというと、

精神的な疲労がピークを向かえていると
無意識に「これ以上刺激を受けたくない」
「壊れてしまう」と感じている状況です。

だから、無意識に感情が刺激されないように
無気力な状態にシフトしています。

 

生活習慣の乱れ

仕事や勉強に100%の力で頑張ってる時は
生活習慣が乱れやすくなります。

睡眠時間が減って、
昼間に外出したり運動することもなく、
食生活も乱れやすいです。

人間は自覚していませんが、
様々なホルモンや神経伝達物質で
心身のバランスを取っています。

それを制御しているのが、睡眠サイクルや
太陽の陽ざしを浴びることや食生活です。

これらが乱れてしまうと、体の中の
ホルモンバランスや神経伝達物質の働きが弱まって
無気力なやる気の出ない状態になったり
頭痛やめまい、睡眠障害なども起きてしまいます。

そんな不調が重なれば、
仕事・勉強の効率も落ちますし、

ストレスも溜まり、
余計に悪いサイクルに陥ってしまいます。

 

無気力を改善する3つのポイント

無気力の原因を踏まえて、
改善するポイントを紹介します。

無気力な状態から一気には改善しませんので
少しずつ改善してみてください。

 

生活習慣の改善

まずは生活習慣
少しでも改善するように努力しましょう。

疲れているからといって、
一日中部屋にこもって寝たり起きたり
ダラダラ過ごすことはいけません。

時間的に不規則な仕事をしている人は
なかなか難しいでしょうが、始められることから
少しずつ改善してみてください。

 

睡眠時間を増やしてサイクルを整える

無気力

睡眠中には様々な脳内物質が分泌されます。

例えば

・セロトニン
・ドーパミン
・アドレナリン

などです。

これらは、日中のやる気と関係しています。

ですから、睡眠を多くとることが大切です。
理想は毎日同じ時間に寝て起きることです。

これが難しい人は、
寝る1時間前にスマホやパソコン、
テレビを見るのを止めて、

ゆっくりお風呂に入るなど、
寝付きやすく睡眠の質を上げるように
改善しましょう。

 

朝に太陽を浴びる

太陽の陽ざしを浴びることは
生活リズムや睡眠と深く関係しています。

特にメラトニンというホルモンが重要です。

メラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれていて
夜に多く分泌されて、朝太陽の光を浴びると
分泌が止まります。

メラトニンは自然な眠気を誘います。

夜の寝つきが悪い人は、
朝太陽を浴びていなかったり

寝る前にスマホやパソコン・テレビなど
強い光をあびてしまい、メラトニンが正常に
分泌されていない状態かもしれません。

仕事の日はなかなか難しいかもしれませんが
休みの日だけでも、朝太陽の光を浴びるように
改善してみてください。

 

自分で決断・行動する

「主体性がない」ことが無気力の
原因になっているので、自分で決断し
行動することが大切です。

最終的には、人の指示や考えではなく、
自分がどうしたいのか、自分がどういう人生を
送っていきたいのかを確立することが大切です。

 

簡単なスケジュールを立てる

無気力だと休みの日にダラダラと
何もせずに過ぎてしまうことが多いでしょう。

無気力で何をしたらいいか分からないから
仕方ないとも言えますが、少しでも改善しましょう。

そのために、休みの前日でも当日の朝でも
休みの日の簡単なスケジュールを立てましょう。

・朝8時に起きる
・昼前に15分だけ散歩する
・昼は●●に食べに行く
・午後はお風呂掃除をする

など簡単なものでいいです。

自分の意志でスケジュールを立てて
それを達成する習慣をつけることが大切です。

最初はごく簡単な予定でいいので、
達成出来たら少しずつハードルを上げましょう。

 

感情を刺激する行動をする

無気力な状態は、感情の起伏が
抑えられている状態です。

無気力な時は無関心・無感動になりやすいです。

自分ひとりでなにもしないと、
そのままの状態から変化しませんから
外的な刺激を与えるのが有効です。

例えば、映画や舞台などを観に行くとか
友人と会って食事をするなどです。

ドキュメンタリーや戦争映画などよりも
コメディや分かり易いヒーロー物などがいいでしょう。

映画館へ行きたくないなら、自宅で
お笑いやコメディのDVDを借りて観るのもありです。

 

自分の充実感を感じる行動をする

自分で自分の感情を刺激するために
充実感を得られる行動をするのも有効です。

部屋を掃除するとか、
料理をして自分で食べるとか、

簡単なことでいいので
自分が充実感・達成感を得られる
行動をしてみましょう。

部屋がきれいになればスッキリするし、
普段しない料理で「おいしい」と感じられれば
気分がいいものです。

無気力な状態から、一気に課題を
大きくすることは難しいですから
小さなことことから始めるのがポイントです。

 

完璧主義を改める

これが一番難しいかもしれませんが、
完璧主義的な考え方を改めましょう。

原因の方でも書きましたが、
完璧な結果を求めるから、

結果が得られなかった時の
挫折感が強くなります。

ですから、
「こうあるべきだ」「こうじゃなきゃダメ」
という強い思いを少し減らすことです。

失敗を受け入れる

目標や希望がないと人は頑張れませんから
「こうしよう」と思うことは大切です。

しかしそれから得られた結果について、
それがたとえ完璧な結果じゃなかったり
失敗してしまったとしても、

それを「努力が無駄だった」とか
「何の意味もない」と考えずに、

「いい経験ができた」と考えるようにしましょう。

【まとめ】

無気力な状態は、色んな意味で心身が
疲れてしまっている状態です。

元々が頑張り屋さんで、
周りの評価に評価されている人ですから、

無気力になっていると
その反動で「怠けている」と思われやすいです。

とてもつらい状況だと思います。

無気力な状態の自分を責めることはせず、
心身が疲れていてストレスを受けていると
自覚することがまず第一です。

そして、少しずつでも先に挙げた改善法を
試して、辛い無気力な状態から脱却できるように
努力してみてください。

きっと、近い将来気づかないうちに
無気力な状態から解放されているはずです。

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