人間関係に疲れやすい人の特徴と軽減する考え方

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人間関係に疲れてる人は、
いつの時代もいますが、
年々増えているって知ってました?

人間関係

2016年の調査で、会社を辞める理由の
男女どちらも「人間関係」が3位でした。

昔は仕事の適性や仕事量が悩みの多かった
ですが、今は人間関係の悩みが増えています。

人間関係に疲れる原因や、疲れを軽減する
方法を紹介しています。

是非参考にしてください。

人間関係に疲れる原因

人間関係に疲れる原因は、
コミュニケーション手段の多様化や、
日本人らしい気質・性格と、
疲れやすい考え方が原因になっています。

コミュニケーション手段の多様化

コミュニケーションの手段が多様化して、
直接会って会話したり、電話で話す以外の
コミュニケーションの方法が劇的に増えました。

メール・チャット、そしてFacebookや
TwitterなどのSNS、さらにはゲーム上でも
見ず知らずの世界中の人とコミュニケーションが
取れるようになりました。

会話・電話以外の最近増えた方法は、
手軽にお互いの近況を知ることが出来る反面、
文字や写真ベースのコミュニケーションです。

会話・電話のメリット

お互いが面と向かって話す場合は、
表情や口調、声のトーンなど
生の情報が伝わります。

他にも、体調・体型・服装・髪型・装飾品・
メイクやその人の持つ雰囲気や人となりも
感じることが出来ます。

電話は直接会って話すよりは、伝達する
情報量は少ないですが、話す内容だけでなく
喋り方や声のトーン、何回コールして出たのかなど
相手のリアルな状況も少なからず分かります。

初めて話す人でも、喋り方や言葉遣いで
人となりまでは分かりませんが、
なんとなく雰囲気は伝わるものです。

そして何より、「直接伝えた」事が
お互いハッキリと認識できるのが重要です。

メール・チャットのデメリット

メール・チャットの場合、相手がPCやスマホで
開封しない限り伝わりませんし、返信が来ないと
送った方は読んでくれたかどうかすら分かりません。

また、相手の状況もさっぱりわかりません。

忙しいのか、暇なのか、疲れてるのか、
元気なのかはもちろん、どういう気持ちで
受け取ってるのか、前向きなのかそうでもないのか、
送った方にはなにひとつ分かりません。

LINEだと「既読」が付く・付かないで
読まれたかどうかが判断できますが、
それはそれで「既読スルー」されると
「なんで一言でもいいから返さないのか!」と
イライラしてしまいます。

メールだと返事が来るまで、読んでくれたのか
どうかすらわからず、下手すると迷惑メール
フォルダに入ってしまっていることもあります。

会って話す・電話より簡単で経済的な反面で、
コミュニケーションのツールとしての欠点が
沢山あります。

Twitter・FacebookなどSNSのデメリット

人間関係

Twitter・FacebookなどのSNSも
簡単に人と繋がれて、離れた人の
近況が分かる反面でデメリットがあります。

近況を文章・写真でアップするだけで、
繋がっている人に見てもらえますが、
「いいね」やコメントしてくれないと、
見たか見てないかも分かりません。

そこで

・見てるのはずなのに「いいね」してくれない
・あの人の投稿には「いいね」するのに私にはしてくれない
・私はいつも「いいね」するのになんで

など、相手の状況が分からないのに
一方的に感情が揺さぶられます。

自分が落ち込んでいたり、上手くいっていない時に
人のリア充投稿を見るとイラッとすることもあるし、
マイナスな投稿ばかりする人を見ると「そんな事ばっか
書くんじゃね~」と思ったりもします。

楽しいはずだったSNSが余計なストレスになるわけです。

SNSが無かった時代は、離れた人の近況は
電話しない限り分からなかったですが、
上に挙げたような余計なストレスもありませんでした。

日本人らしい気質・考え方

コミュニケーションツールの多様化は
ここ10年来の話ですが、もともと日本人の
気質・考え方にも人間関係で疲れる原因があります。

真面目で完璧主義

「日本人は真面目でよく働く」と言われますが、
この真面目な点と、完璧主義なところや
減点主義な人が多いのも人間関係と関係しています。

真面目な人は、「こうでなくてはいけない」
「こうあるべきだ」
と強い思いがあります。

すると「私は真面目に頑張ってるのに
あいつは適当しやがって」と考えてしまいます。

また、相手の言動を深読み・先読みする
傾向も強いです。最近はやりの「忖度」
じゃないですが、実際に言われた以上の
情報を自分で作り上げてしまいます。

人間関係に疲れる真面目な人は
得てして「ネガティブな方向」に
解釈してしまいます。

また、完璧主義な人は、白か黒かを
ハッキリさせたいと考えます。

人間関係で言うと、「好きか」「嫌いか」で
「あの人ダメだ合わない」と一旦決めてしまうと、
その人の長所は全く見えないし、
見えても認めることができなくなります。

もう一つ、減点主義な人は、
「上手くできてるところ」より
「上手くできないところ」に

目が向いてしまいます。

人を批判したり叱責する、若しくは
直接的に批判しなくても、批判的な目で
見てしまいます。

真面目・完璧主義・減点主義どれも
人間関係で疲れやすい原因になります。

今以外のことにとらわれている

人間関係に疲れやすい人の特徴で
一番多いのが、「今以外の過去の出来事を
引きずる」性格です。

怒られたり、注意されたり、
冷たくあしらわれたりした
不快な経験をすると、

「明日も嫌なことがあるんじゃないか」

と不安になってしまいます。

その不安がたまたま的中してしまうと、
不快な経験が蓄積されてしまいます。

過去だけでなく、未来に起こるかもしれない
事柄にも心がとらわれています。

また、不安に思っているから
相手の言動に気を使い過ぎてしまったり、
「実はこう思ってるんじゃないか」などと
考えすぎてしまいます。

人の言葉の裏を探したり、相手の気持ちを
思い込みで判断してしまうと、人間関係に
疲れやすくなってしまいます。

人間関係の疲れを軽減する方法

人間関係の疲れを減らす方法は、
建設的な考え方を身に付けるのと、
認知の歪みを自覚して解消するのが有効です。

また、SNSで人間関係に疲れているなら
思い切って止めてしまうのもおすすめです。

以下に具体的な効果や方法を解説しています。

相手の行動を変える手段を考える

人間関係に疲れてしまいやすい人は、
相手の実際の言動以外の、想像や決めつけで
疲れを増幅させている傾向があります。

一言注意や指摘されたことに対して、
「気に入らないんだ」「嫌われてるんだ」
「あの時もそうだった」など色々と
現実とはかけ離れたところで頭を
使ってしまいます。

まずそれを止めて、逆に相手が
自分にとって好ましい行動を
取ってくれるようになるために
自分はどうしたらいいのか
を考えましょう。

想像や決めつけで勝手にイメージを
膨らませている時は、完全に自分本位な
スタンスです。

「相手に行動を変えてもらおう」という
発想も自分本位ですが、その前段階に
「なんで厳しい言動になったのか」を
想像するステップがあります。

これは「相手の立場で考える」スタンスです。

相手の年齢や性格を踏まえて

・注意された原因を相手がどう感じていたのか
・どういう気持ちで厳しい発言にいたったのか
・今、どういう気持ちなのか

と考えると、相手を変えるために
自分がどうしたらいいのかという
具体的なアイディアが浮かびます。

勝手な想像を膨らませるよりも、
建設的な思考になります。

自分の気持ちを書き出して点数をつける

人間関係で疲れた出来事や
ショックなことがあった時に、
日記やメモに、その内容と
自分が感じた感情を書き出しましょう。

この時、自分の感情に点数を付けて
記録することがポイントです。

例えば

・怒り 9点
・悔しい 7点
・悲しい 4点
・憎い 6点

などです。

出来事が起きた直後が一番大きいので
なるべく早く記録しましょう。

そして、1週間、10日経った後に
見直して「今なら何点かな?」と
考えてみましょう。

大体は点数が下がるはずです。

そして、出来事の直後よりも
冷静に客観的に振り返ることができます。

頭の中だけで考え続けていると、
客観的に考えられず、偏った方向へ
思考が暴走しやすくなります。

人間関係

これを「認知の歪み」と言うんですが、
認知の歪みはなかなか自覚できません。

それを矯正するために、内容を書いて
点数化して、後で確認した時に
感情が薄れていることを自覚するのが有効です。

この時に、出来事の直後の感情が、
合理的だったか、正しかったのかも
考えてみましょう。

自分の感情を客観視することで、
合理的な感情の反応はどういうもの
だったかが分かります。

これを繰り返すことで、人間関係で
ショックなことがあっても、無駄に
感情が高ぶらす、合理的に認知できるようになります。

SNSを止める

SNSが負担になっている時は、
止めてしまう
のがおすすめです。

人のリア充投稿を見て心が乱れたり、
「いいね」してくれないことに
いちいちイライラするくらいなら
止めてしまった方が得策です。

ただ、「会わない・電話するほどじゃない
友達・知人の近況が分からなくなる。」
「繋がりが消える」というのが不安に
なる気持ちは分かります。

考えてみてください。SNSがなかった時、
そういう人たちとの繋がりは必要でしたか?

繋がる手段がなかったし、
繋がっていなくても、日常生活に
なにも支障はなかったはずです。

SNSは楽しむものであって、
SNSが原因で人間関係に疲れるとか
ストレスに感じるのは本末転倒
です。

止めてしまいましょう。

まず1日アプリを開かない日を
作ってみましょう。

意外と手持無沙汰な時間が多いと
感じると思います。

それは、いかに今までSNSを
チェックしていたかという事です。

その時間を、WEBで自分に必要な情報取集したり
雑誌や新聞を読んだり、本を読む、テレビを見る
音楽を聴くなど別の時間に使いましょう。

SNSで必要でもない情報を頭に入れるより、
自分が欲している情報を得る方が
有効な時間の使い方です。

まず1日で良いので試してみてください。

-人間関係
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