ブラック企業の8つ特徴と見分け方

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最近、ブラック企業という言葉をよく聞きますが、
そもそもブラック企業とは一体どんな企業なのでしょうか?

イメージとしては、

長時間労働やサービス残業は当たり前で、
ほかにもパワハラやモラハラなどが日常茶飯事など、

仕事をまともにするような環境ではないような
会社という印象です。

ブラック企業

正直なところ、ブラック企業と言われても
明確な定義がないのですが、

世の中で話題になっておりブラック企業が
注目をされていますが厚生労働省も調査に動いて
いるようです。

厚生労働省が調べただけでも
日本国内に427社もあることがわかっており、
その多くの理由が残業代の未払いによるものです。

その中には大手の会社の社名ももたくさん含まれており、
電通、パナソニック、日本郵便、HISなどの
大企業の名を連ねており2ちゃんでも話題になっています。

その中の1つを紹介します。

栃木県にあるフリーペーパー作成企業が
従業員6人に対して、

3~9か月にわたって合計1090万円の残業代が
支払われていなかったために
厚生労働省より注意を受けています。

こんな風なことが日常的に行われているのが
ブラック企業の本当の姿だとおもわれます。

ブラック企業の特徴

実は私もブラック企業に
2年ほど勤務をしていた経歴があります。

その仕事は毎日朝の8:00に出社をして
帰るのは終電前の22:30~23:30くらいでした。

1日約4~5時間くらい残業をしており、
月に残業が100時間を超えることは当たり前、
休日出勤も当たり前の会社でした。

できたばかりのベンチャー企業だったので
ある程度覚悟をしていたのですが
ある日にお給料を見ておかしいと思ったのです。

毎月同じような100時間以上の残業をしても
支払われる残業代はわずか10,000円だったのです。

給与明細にも残業をしている時間が8
時間との記載だったので2日分しか残業代が
出ていない計算になります。

「おかしい」と思い直属の現場の上司に相談をしました。

そこで始めてわかったのですが
全員同じような100時間を超える残業をしていたのに
全員同じような安い残業代しか支払われていなかったのです。

社長に全員で直訴しにいくと、
私たちがほとんど定時で帰っているタイムカードが出てきました。

私たちには働かせるだけ働かせて
タイムカードはコピーを作られており

本当のタイムカードはすべてシュレッダーをされていました。

本当に仕事がつらく私は体調を壊して入院。

最終的には退職をしたのですが、
一緒に働いていたパートさんもアルバイトも
みんな倒れてしまい会社もなくなったそうです。

私のこの経験は誰が見てもブラック企業ですが、
今から紹介をするブラック企業の特徴に
当てはまる部分が非常に多かったです。

今は辞めてブラックではない企業にめぐりあえています。

他にも世の中にはたくさんのブラック企業がありますので
ブラック企業の特徴について書いていきましょう。

 

1.残業代がでない

ブラック企業

先ほど紹介をしましたが、

実際に仕事をしているにも関わらず
残業代が出ないということがあります。

どれだけ深夜まで仕事としても、
その日は帰らないで仕事をしても、

普段のお給料に上乗せされることもなく
サービス残業として扱われてしまいます。

残業をしたらお金を上乗せするという考えが
ブラック企業には一切通用しないため、

一生懸命働けば働くほど損をすることになります。

サービス残業を続けると、
精神的にも肉体的にもしんどい状況となりますので
できるだけ早めに対処をするようにしたいところですね。

職業安定所のハローワーク、転職サイトなどでは
明らかに少ない時間が記載をされていたり、
実際の残業とは異なる場合も多いです。

「残業代を支払います」

と求人票には書いていても
本当は出さない場合もあります。

ブラック企業の場合はあなたが知っている常識が
通用をしないケースが多いため注意をしましょう。

就職をして適切な残業代が支払われていないのなら
ブラック企業と思って間違いありませんので
転職なども視野に入れましょう。

 

2.退職者が多く常に求人募集をしている

新しい人が就職してきてもすぐにやめてしまう。
4月に10人も採用したのに、夏には2人しか残っていない。

など、採用をしてもすぐに人が辞めていってしまう会社
ブラック企業の可能性が高いです。

就職をする人は採用をしてもらえる会社を
一生懸命探していますが、

就職をして明らかに違和感を感じたり、
労働環境がおかしいというような場合には、
すぐに退職をしてしまいますよね。

他の所に転職をしていた人はブラックでおかしな会社の
雰囲気や社風に慣れていないため

「おかしい」

と敏感に感じ取ることができますので
危険を察知して退職をしてしまいます。

すぐに退職をする人が多いということは
会社はブラック企業の可能性が高いです。

このように退職をしていく人が多い場合には
常に人材不足となっており、
求人もずっと出ている状態になります。

ずっと求人が出ているということは
人がたくさん辞めている可能性が高いですね。

また求人票で明らかに多い人数を採用している場合も
注意をしましょう。

すぐに辞めることを見越して
多くの人材を採用することになりますので危険です。

求人表に「事業拡大のため多く採用中」などは
「たくさん辞めるのでたくさん来てね」
という意味の可能性もあります。

たくさん辞めて、採用をいつもしている企業は
ブラック企業の可能性が高いでしょう。

 

3.休みが取れない

人が常にいない状態のため業務量は圧倒的に多く、
常に仕事に追われていて、
社員を道具として使うような会社はブラック企業です。

就職をしてもすぐに仕事をたくさんさせられますし、
新人だと休みも言いにくく、
なかなか休めないという状況になります。

有給なんて取ろうものなら欠勤扱いにされて
お給料も減らされることになりますので、

最終的には一切休むことができず過労死となる場合もあります。

ブラック企業はとにかく利益が優先をなります。

社員はただボロボロになるまで働かされて
使い捨てという場合もあります。

正社員は定額制の使い放題という
感覚があるのでしょう。

 

4.人をモノのように扱う

ブラック企業

働いているのは人ですが、
ブラック企業で仕事をすると長時間労働になり、
誰もが精神的に追い込まれている状態となります。

そうなると人への気遣いや配慮ということに
意識も向かなくなりますので話し方もきつくなりますし、

一人の人間としての扱いではなく
人をモノのような扱いをすることとなってしまいます。

とにかく追われている仕事が終わるように
人を人を思わないような扱いを受けた場合は
すぐに転職を考えたほうが良いでしょう。

 

5.人間関係が悪い

会社内で話をする内容な仕事に関することだけで、

ちょっとした雑談やお昼ご飯をみんなで行くなどの
コミュニケーションは一切ない

また、自分が最優先で他の人はどうでもよいという関係であったり、

上司のパワハラや女性に対するセクハラなどが
日常茶飯事という場合は明らかにブラック企業です。

仕事は一人で成果を残すことは難しく
会社のみんなでコミュニケーションを図りながら
チームで行うことにより大きな成果を残すことができます。

些細なことも聞けない。
雑談なんてできない。
人間関係もぎすぎすしていて居心地が悪い。

というような会社の人間関係なら、
あまり長く勤務はできないでしょう。

 

6.仕事の拘束時間が長く帰れない

ブラック企業

ブラック企業の特徴として長時間労働があげられていますが、
とにかく拘束時間が長いということがあげられます。

私の友人でSE(システムエンジニアー)がいますが、
毎週月曜日の朝に出勤をして、
家に帰るのは金曜日の夜中といっていました。

一週間ほとんど家に帰ることができないために
疲労も溜まり最終的には過労で倒れたという話もあります。

他にもアルバイトでも
朝から夜中まで毎日のようにシフトに入れられてしまい
大学の単位がとれずに留年になったという話も聞きました。

原則は1週間に40時間が正社員として働く時間となり
それ以降は残業という扱いになります。

しかし、ブラック企業にとってはそんなものは関係なく
拘束時間が長くなるような仕事の仕組みがあります。

・不可能なノルマを達成するまで帰れない。
・すべてのお給料は歩合制なので残ってでも契約をとらなければならない。
・上司が終わるはずのない仕事を渡してくる。
・帰ろうと思ったらさらに仕事を渡される。

こんな風に無理難題を渡されることで
いつまでも帰れないということがあります。

これは間違いなくブラック企業といえますので
転職を考えるほうが良いでしょう。

 

7.給料が安い

労働時間が長いが残業代もつかないし、
いつまでたっても給料も上がらない。

アルバイトとして働くほうが、
お給料が良いという場合はおかしな会社です。

他にも、

残業代はつけない決まりになっている。
福利厚生も行われていない。

「この給料で仕事ができないなら辞めろ」

と脅される
などの場合はブラック企業といえます。

非正規雇用が多い世の中なので、
いくらでも正社員の雇用があるため強気の姿勢です。

しかし、
その環境よりも良い仕事はたくさんありますので
転職を考えましょう。

 

8.社風が体育会系で根性論を言われる

長時間労働で心身ともに疲れ切っている状態なのに

「根性がたりない」
「気持ちで乗り切れ」
「やる気を出せ」

と罵倒されるなど、

とにかく「根性論で仕事を頑張れ」という
スタイルの企業の会社はブラック企業の可能性が高いです。

正直、仕事は根性論ではどうにもならないですし
根性論で話をされて精神的に追い込まれた結果、

うつ病を発症したり自殺へ追い込まれる場合もあります。

なんでも「気合と根性で仕事をしなさい」と言われるような企業は
ブラック企業だといえますね。

 

ブラック企業の特徴のまとめ

ブラック企業

ブラック企業の特徴についていろいろと書いてきました。

誰もがわかる常識の範囲で仕事をしなければならないですが、
そのような当たり前の話が通用しない
劣悪な労働環境がブラック企業であるといえます。

・残業代がでない
・休みがない
・常に人の募集をしている
・離職率が高い

など今の会社に当てはめて考えてみた場合に
該当するならブラック企業の確率が高いと思われますね。

正直、就活中の面接で見抜くことは難しいと思いますが
ブラック企業へ就職をしたなら転職をするなどの方法で
変わることができると思います。

この記事を読んで、もしブラック企業にいると感じたなら
すぐに違う会社へ就職を目指して動きましょう。

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