中間管理職 ストレスの6つの原因と発散方法

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中間管理職の役割とはなんでしょうか?

たぶんいろいろな意見が出てくると思いますが、
中間管理職は上下の間に板挟みされる会社のポジションで
最もつらい立場といえます。

この記事を書いておる筆者も現在中間管理職で、

上司からは無理難題と突き付けられますし、
部下からは意見や愚痴や文句を言われる。

そんな間に挟まれてしまい毎日しんどいですし
仕事を辞めたいと思うことがあります。

中間管理職

無能な上司、
手柄をすべて横取りする上司、
仕事をしない上司、

愚痴しか言わない部下、
仕事ができない部下など、

いろいろな悩みがありますよね。

中間管理職の役割は主に4つだといわれています。

・部下たちへの仕事の分配。
・仕事の目標を見つけて、ゴールへ導く。
・部下の責任をすべて取る。
・部下たちの教育と育成、人員の補強。

中間管理職はこの仕事以外の業務が多いので
ストレスも溜まりやすいです。

そんな方のために中管理職の人のストレスのチェックや
原因と対処法について紹介をしていきます。

中間管理職のストレスチェック

中間管理職

中間管理職が仕事以外の悩みも多いのが
大変な問題なのですが、

もちろんあなただけでなく
世の中の中間管理職の人は同じ悩みをもっています。

そこでここでは中間管理職の人が持っている
ストレスの原因を6つにまとめてみました。

「そーだ」「これわかる」と共感できるポイントも
書いてみましたのでぜひチェックしてください。

1.上司の理不尽な仕事をしなければならない

中間管理職の一番の悩みは上司です。

中間管理職は部下もいる立場ですが、
上司もいる立場となりますので決定権はあまり持っていません。

そのため、自分の部下には指示ができますが
上司の指示は聞かなければならないためしんどいですね。

中間管理職になっているということは
昇進をしているということなので、

本来ならば喜ぶことができるポジションなのですが
上司からの圧力が最もあり大変です。

特に大変なのが無能な上司の指示通り
しなければならないということです。

例えば、本来ならば上司の仕事なのですが、

面倒な仕事が
「○○さんは管理職になったんだからこの仕事くらいはできないと」
と、どう考えても上司がする仕事をやらされたり、

絶対に数字を出せないような仕事で
数字を残さなければならない理不尽な仕事などがあります。

私も中間管理職で上司がいる状態なのですが、
一番困るのが思いつきで仕事を振ってくることです。

計画性も資金の調達もすべてが無計画で
「○○さんこれお願い」と言われた仕事が何よりも大変です。

何がきついかというと上司からは
自分が思い付きで考えたプロジェクトを
成功したいという願いの圧力があり数字を残さなければなりません。

しかし部下からは
「○○さんこれはどう頑張っても無理です」
と言われます。

思い付きで考えられたプロジェクトなので
できなくて当然の仕事を成功させなければならないので
部下を説得しなくてはならなくなります。

ここでも、

「上司の期待に応える」
「部下のやる気を引き出す」

と全く違う2つの仕事と
プロジェクトを成功へと導かなければなりませんので
板挟み状態ストレスが予想以上にかかります。

中間管理職は部下に愚痴はいえず、
上司に文句も言えないため

自分だけで解決をするしかないためしんどいですね。

上司の良いように使わているだけなので悲しくなります。

 

2.部下になめられており仕事にならない

中間管理職なので上司がいあれば、
研修だけを受けてきた新人もいます。

そんな部下は平成生まれで現代を生きていることから
価値感や考えが全く異なります。

昔は仕事は残業をして
毎日休まず根性を見せて働くことが当たり前でしたが、

今では仕事ができていても、
できていなくても

定時に帰ることは当たり前で法律のルールだけは
よく知っているため変なこともできない。

他にも、

・何度も同じミスをする部下。
・文句だけはしっかりと言ってくる部下。
・仕事ができない部下。

など部下への指導も大事な仕事なのですが、

あまりにもできないため
結局自分の仕事量が増えることにより
ストレスが増えますね。

最近は部下に厳しく言えない世の中になっていることも
中間管理職の人のストレスの原因にもなっています。

私も同じ立場なのでわかるのですが厳しくいうこともより
簡単に退職をされると困りますので言えないです。

また、言い方によっては「パワハラ」などの問題に
すぐに発展をする場合があります。

最近はネットで簡単に法律に関する詳しいことも
調べることができてしまうため、

中間管理職の人は
「言いたくてもいえない」
「注意したくてもきつく言えない」

そんな部分で部下に対してもストレスを感じることが多くなります。

 

3.できない仕事もやるように求められる

中間管理職

これは上司から言われることが多いようです。

大企業の場合は仕事が細分化されていますのでそこまでないようですが、
中小企業のように人手が慢性的に不足している会社では
本業以外の業務の成果も求められることが多いです。

例えば、中間管理職になる前までは
外へ出て営業周りが基本だったのに対して、

管理職になったら

「営業方法の指導」
「報告書作成」
「マネジメント」
「進捗管理」
「シフト管理」

など、今までにやってきていない仕事が増える上に
結果ももとめられることが多くなります。

営業の時なら人と話をして、
契約をとることが大きな仕事だったのに対して

中間管理職になると
書類の作成と部下の育成がメインとなり、
一気に仕事の内容は変わります。

特にパソコンが苦手な人の場合はきついですね。

「エクセルで表にして売り上げの管理をしなさい」
「数値をすべて計算して出しなさい」

など今まではやったこともない仕事が増え、

部下にやり方を聞くとバカにされることもあり
最終的にすべてストレスになります。

 

4.お金の負担が大きい

中間管理職になると
一般の社員とは明らかにことなりますので
お金の負担も増えます。

実は中間管理職って
あまりお金をもらっていないのですが、

部下から見た場合には上司なので
より多くのお金を支払う必要が出てきますね。

例えば、部署内の飲み会に言った場合には
「○○さんは申し訳ありませんが1万円お願いしてもよいですか?」
と、他の一般社員の負担は3,000円なのに

管理職というだけに負担が大きくなります。

部下から見た場合には
「管理職なのだから多くお金をもらっているでしょ」
という感覚ですし、

上司から見た場合には
「あなたが若いころは私たちも多く出した」
と思われています。

他にも部下と一緒に食事に行くとすべて出す、
もしくは多く出す機会も増えますし

接待などで建て替える場合も多くなりますので
お金の負担は大きくなります。

実は中間管理職になる年代の人は
子供への負担が大きかったり、

マイホームなどを持っている方も多いので
家でのお金の負担も多いのためお金に余裕はないのですが、

負担が大きいのでストレスとなることが多いです。

 

5.部下からも上司からも愚痴を言われる

上司からはさらに上の愚痴を聞くことになり、
部下からは部下からの愚痴を聞くことになり
まさに板挟みの状態といえます。

特に人間関係の悩みになり会社関係のこととなるため
放っておくわけにもいかないので真摯に聞いて対処を求められますね。

もちろん中間管理職はただの管理職のため
プロのカウンセラーではないので
適切なアドバイスをすることはできないです。

特に「会社を辞めたい」などの場合は

頭を抱えるほど悩まなければならないため
ストレスも多くなります。

 

6.正当な評価をされない

仕事をしていれば誰でも失敗やミスをしますし、
成功をして成果を残すことができる場合もあるでしょう。

もちろん自分で起こしたミスに関しては
自分で責任を取ることは当たり前なのですが、

中間管理職になると
「部下の犯したミスやトラブルもすべて中間管理職の責任」
となります。

しかし、自分がうまく仕事をしたことによる成果は
すべて上司も持っていかれます。

部下の失敗は自分の責任、
自分の功績は上司の功績と、

中間管理職のあなたが必死に頑張っても
正当な評価はされないことがストレスになりますね。

 

中間管理職のストレスを発散する方法

中間管理職

中間管理職になると、会社での立場は上がりますが
その分一般社員の時とは比べ物にならないくらいのストレスを
感じることとなります。

そのままストレスを溜めていくと
最終的にあなた自信はつぶれてしまい、

精神的な病気になる可能性もありますので

うまくストレスを発散させるようにしましょう。

ここでは中間管理職で悩んでいるあなたに
ストレスを発散させる方法について書いていきます。

 

1.定時上がりを心がけ自分だけの時間を作る

定時上がりを心がけライフアンドバランス
意識していきましょう。

中間管理職になるとそれなりの立場になりますので、

あなたが帰らないと
部下も帰りにくいというデメリットが生まれます。

その点もありますしあなた自身も仕事ばかりでは
行き詰まりますので、

定時にあがり仕事が終わった後の時間を充実させましょう。

家族との時間にしてもよいですが、
おすすめは一人の時間を作る方法です。

中間管理職になると
いろいろな人間関係に悩まされることが多くなります。

上司や部下に普段は振り回されていますので、

一度リセットをするためにも、

一人で食事をする。
カラオケに行く。
バーしっとりを飲む。
本を読む。

など一人でゆっくりすごす時間を
1週間に1度でも取るようにして下さい。

そうすることで自分自身も
バランスが取れるようになりますので

家族との時間も大事ですが、
ゆっくりと一人の時間も作りましょう。

 

2.適度な運動を取り入れる

中間管理職

ストレス発散のためには汗をかくことが効果的です。

ランニング、ウォーキングなど
手軽に始められることからでもよいですし、

ジムに通う、
学生のころからしているスポーツをする
などなんでもよいので体を動かして汗をたくさんかきましょう。

これも定時に上がった後にできればベストです。

気持ちをリフレッシュするためにも、
運動は日ごろから取り入れましょうね。

 

3.趣味を作って力をいれる

中間管理職になると
なかなか時間もとれないかもしれないですが、
好きなことに没頭するという方法も1つです。

趣味はなんでも構いません。

先ほど紹介をした運動をする方法でも良いですし、
読書や映画鑑賞、ガーデニングなど
好きなことに没頭することでストレスも発散することができます。

 

中間管理職のストレスのまとめ

中間管理職になると「板挟み」というのが
一番しんどくストレスになりますね。

私も中間管理職なのですが、板挟みのストレスは非常に多いので
精神的な負担も毎日感じてますし、

「仕事を辞めたい」と思うこともあります。

もちろんあなただけではなく世の中の
中間管理職の人はみんな感じていることですので、

「私1人だけ?」と不安になることはないですよ。

ストレスがあるのが中間管理職なので
それをうまく発散させる方向へ持っていき仕事をがんばりましょう。

中間管理録利根川(トネガワ)というマンガがあるのですが
まさに部下と上司の間に挟まれている感情を
カイジの原作者がうまく書いてくれています。

マンガでも人気なのですが、
「中間管理職ってそうだよね」
と私も読んでいて思わず共感してしまいました。

世の中で中間管理職って大変だよと伝われば幸いです。

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