禁煙の効果は禁煙に失敗して始めて分かるという体験記

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禁煙の効果を私は実は、
禁煙中にはあまり感じられていませんでした。

禁煙

でも、皮肉な話でいざ禁煙失敗してみると、
「タバコってこんなもんだったんだ」
と、新たな発見がいくつもありました。

失敗して禁煙の効果に気づくなんて
ホント嫌になっちゃいます。

というわけで、

私が禁煙失敗した理由と
禁煙失敗して分かった禁煙の効果について
書いていきます。

ちなみに、今は禁煙再チャレンジ中です。

禁煙 失敗談「3年半続けた禁煙が失敗した2つの理由」

私はつい2ヶ月半前に禁煙が失敗しました。

3年半続けた禁煙ですが失敗してしまいました。

「3年以上禁煙したのに吸うか~?」

と、よく言われましたが、吸っちゃいました。

そして今、

この記事を書きながら、
2回目の禁煙をリスタートさせています。

厳密に言えば過去に、
数時間・数十時間で失敗している
禁煙を数えれば十数回目ですが、

便宜上2回目という事で、
私の禁煙失敗談と、禁煙を失敗して始めて分かった
禁煙の効果について書いています。

↓これから書いているのは、禁煙を失敗した顛末についてです。

 

タバコが嫌いじゃない

これが一番でしょうね。

3年半禁煙を続けていて、
最初から失敗するまでず~っとタバコ吸っている人を見ると、

「羨ましい」とか「ちくしょう」と思ってました。

禁煙を始めた頃と3年経った後では
タバコを欲する気持ちの大きさは
全然違います。

もちろん禁煙を始めた頃が一番強かったです。

それでも、

3年経ってもタバコを嫌いになりきれなかった。

ことが、私が禁煙を失敗した
大きな要因の一つだと思います。

周りの禁煙に成功している人に聞くと、
ほとんどが、タバコを目の敵のように
嫌っています。

「あんなもの二度と吸うか!」
「タバコ吸ってるやつはクソだ」
「タバコなんて5千円くらいにすりゃいいんだ」

もう聞いてて嘆かわしくなるような言いようです。

そこで禁煙中の私は
「自分も吸ってたくせに」
なんて思ったりしていたわけです。

でも失敗してみて、本当の意味で禁煙を成功できる人は、
目の敵のように嫌いになってる人だと思いました。

私が3年半続いた禁煙を始めたキッカケは、
『なんとなく』でした。

30過ぎてあれですが、自分の誕生日の前日に思い立って
「誕生日まで吸って禁煙しよ」と決めたんです。

これがそもそも準備不足だったと思います。

別に、

タバコが嫌になったわけでも、
体調崩して不味く感じたわけでも、
近親者が癌で亡くなるとかでも、

ないわけです。

他の人がどうだか知りませんが、
私に関していえば
禁煙する理由が無さ過ぎたんだと思います。

2日目・3日目が辛くて、急いで禁煙セラピーを
買いに走って読んだ記憶があります。

あの本はとてもいいんですが、
「読み終わってから禁煙を始めろ」
と書いてあるんです。

タバコを吸いながら読んで、読み終わって
納得した上でタバコを止めるという流れです。

私の場合もう禁煙始めていたので、
吸いたくてたまらない状態で読んで、
理由を後付けしている感じでした。

その時は納得していましたが、
3年半経って化けの皮が剥がれたわけです。

タバコを嫌いにもなっていないし、
禁煙する理由も後付けだったことが
禁煙失敗に関係していると思います。

 

タバコでストレスが軽減されると思っていた

これが、直接的な原因だったように思います。

3年半禁煙していても、ストレスが増える度に
タバコが頭をよぎるのがいつものことでした。

それがピークに来た時が、
3年半後のあの瞬間だったんでしょう。

根本的な考え方を改めない限り、
失敗するのは時間の問題だったと
今は思います。

「タバコでストレスは軽減されない!」

当たり前ですよね。こんなのタバコを吸っていない、
吸ったことのない人に取っては当たり前です。

それが、なぜかタバコを吸う人間は
タバコにはストレスを減らす魔力があると信じています。

完全にニコチンの魔の手に侵されています。

考えてみれば、体に悪い影響しか与えない
煙を吸うだけのタバコで、現実世界のストレスが
軽減されるなんてあるわけがありません。

幻想もいいとこです。

じゃ、タバコ吸ってない人は
ストレスに弱いのか?って話です。

逆に、タバコに逃げてる人の方が
よっぽど弱いですよね?

そうやって冷静に考えられるようになったのは
禁煙失敗してからです。

3年半の禁煙継続中は、ストレスの溜まる事が
ある度にタバコを連想して必死にこらえていました。

我慢は長続きしません。

本当の意味で理解というか納得していないから
我慢で禁煙を継続しようとしていたんでしょう。

 

なぜタバコでストレスが軽減すると感じるのか?

そもそも、喫煙者はなんでタバコで
ストレスが減ると感じているのかです。

タバコを吸えばニコチンが体に入ります。

このニコチンが入った瞬間がピークで
喫煙者は「落ち着いた」と感じます。

でも、タバコを吸い終わったと同時に
ニコチンが体から失われていき、
どんどんどんどんニコチンを欲するようになります。

先ほど、「ニコチンが入った瞬間がピークで」と
書きましたが、決してピークではなく

禁煙

非喫煙者にしてみたら

「普通の状態」

若しくは

「普通の状態以下」

です。

ニコチンという化学物質を体に入れて、
血行が悪くなり、血圧が上がり脈拍も上がります。

リラックスしてると感じていても、本質的には
決してリラックス状態ではないです。

でも喫煙者は、この状態を最高のリラックス状態と
錯覚しています。

ニコチン不足でイライラする体と頭に
ニコチンを供給することで渇望感を
満たしているのがタバコです。

ストレス自体は何も変わらないのに、
疑似的な安心感を感じてしまうんです。

だから、ストレスが緩和したと錯覚するんです。

 

タバコに関する幻想を捨ててから禁煙するべし

私は、タバコを嫌いになりきれず、
ストレスが緩和されると思っていたから
禁煙を失敗してしまいました。

それは、禁煙を始める前に
禁煙の意義というか、タバコの
悪い影響について理解していなかったからです。

禁煙

タバコに関する幻想といえば、

・集中力が高まる
・リラックスできる
・タバコは美味い
・いつでも禁煙できる
・退屈な時間を有意義にする

これらが全て間違いで、ニコチン中毒の影響で
そう思ってしまっているんだと自覚しなきゃいけません。

さもないと、私のようにタバコへの未練を
ズルズルと引きずって、最終的には
失敗するという結末になるでしょう。

まずはタバコに関する幻想を全て捨てましょう!

そういう意味で、『禁煙セラピー』という本は
なかなかよくできた本・ノウハウだと思いました。

 

禁煙で効果を感じていた点 4つ

禁煙は失敗して初めて気づく効果があります。

禁煙してる時は効果を感じてなかったのに、

失敗するというか、
再びタバコを吸い始めると気づく事が沢山ありました。

 

健康・体力づくりの意欲

これが何より一番大きいです。

「タバコ吸い始めちゃったし、
ジョギングしても意味ないし」

と思ってしまうんです。

それまでは、マメにジョギングしたり
スポーツ自転車漕いだりしてたんですが、

全く意欲が無くなってしまいました。

私の場合、3年半前に禁煙を始めた時に
気を紛らすために、運動を始めたという
経緯もあって、何もかも中断してしまいました。

実際に、禁煙失敗して1ヶ月間くらいは
頭痛が酷くて大変でした。

仕事も忙しかったので、100%タバコのせいかどうか
分かりませんが、これまで感じたことのない頭痛を
日々かんじていました。

そんな状態でジョギングが出来るわけもなく、
1ヶ月走らないと、週間は雲散霧消しました。

 

口・手指が臭くない

禁煙失敗して10日~2週間くらいは
本当に手指と口の臭いが自分で気になりました。

1本吸うたびに、手を洗って
うがいしていました。

二十歳で吸い始めた頃は
なんにも思わなかったんですが、

一旦禁煙して始めると本当に
無茶苦茶臭く感じます。

「そこで止めれんかったの?」
と言われましたが、止めれませんでしたね。

馬鹿げていますが、我慢してると
いつの間にか全く気にならなくなりました。

冷静に考えると本当に馬鹿げてると思います。

でも、逆に言えばそれがニコチンの力なんです。

臭くて煙いタバコの臭いを感じなくなるばかりか、
美味しいと感じてしまうなんて本当に恐ろしいです。

 

空気が美味しい

これも禁煙失敗した時に強く感じましたが、
すぐに気にならなくなった点です。

禁煙失敗して最初の10本くらいは、
吸い終わっても口の中・鼻の中が
しばらくタバコ臭くてたまりませんでした。

それまで感じていた空気の香りを
全く感じなくなってしまいました。

ここまで臭いを感じなくなって、

前項に書いたように、本来臭いはずの
手や口の臭いが気にならなくなるわけですから、
味覚・嗅覚が正常なわけがありません。

これも、禁煙に失敗してはじめて気づきました。
「禁煙して飯がうまくなる」
って話は聞いていましたが、実感していませんでしたから。

皮肉なもんで、逆はすぐに気づきました。

喫煙者は絶対に本来の味を分かっていないと思います。

 

集中力の波が小さい

これは意外でした。

禁煙中というか失敗する直前まで
タバコ吸うと集中できると
思ってました。

それが、いざ実際に吸ってみると、

頭がモヤモヤして思考がまとまらず、
全然集中できない事が分かりました。

特にタバコを吸ってすぐに
デスクに座った時なんて、
全然仕事がはかどりませんでした。

この違和感にもすぐ慣れてしまって
それが当たり前になっていました。

どう考えても、禁煙中の方が
集中力の波が小さく集中できていました。

1時間~2時間に1度は席を立って
タバコを吸いに行ってましたからね。

実際の仕事の効率はかなり違うと思います。

 

【まとめ】禁煙失敗から2ヶ月半で再チャレンジする理由

というわけで、

今日から2回目の禁煙がスタートしました。

3年半の禁煙を失敗し、それから2ヶ月半。

なぜ再チャレンジするのかというと、
タバコの害悪を身をもって理解できたからです。

・健康・運動への意欲がなくなる
・頭痛がする
・味覚・嗅覚が麻痺する
・集中力がなくなる

その他に、体の中に様々な悪影響があるはずです。

だから「もう一度禁煙しよう」、

今度こそ
「完全にタバコとおさらばしよう」
と考えました。

2ヶ月半吸って言うのもなんですが、
「ずっと吸い続けよう」
とはとても思いませんでした。

「いつか止めるなら早い方が良い」
と思って、気持ちの準備が整った今日にしたわけです。

本当にタバコは止めた方がいいです。

禁煙に一度失敗して改めて思いました。

まだ1日目ですが、
「今度こそ失敗しないぞ」
という強い気持ちで禁煙を続けます!

-ストレス
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